ひな祭り

パパではダメ?雛人形はいつ誰が飾る?六曜は気にするべき?

女の子の成長を願って祝うひな祭り。

節句が終わってもなお飾っておくと婚期が遅れるとか?
なんだか出し入れにも色々決まりがありそうですね^^;

雛人形はいつ、誰が?いつ?どうやって飾るのがいいのでしょうか。

雛人形はいつ誰が飾る?

やっぱり大安?!仏滅は避けるべき?六曜も気になりますね。

中国二十四節の「雨水」の日に飾ると良縁に恵まれるとも言われています。
※2018年の「雨水」は2月19日です ^^v

結局、どんな日に飾るのがいいのでしょう?

女の子の健やかな成長を願うひな祭り・桃の節句に飾られる雛飾り。
縁起を担ぎたいという思いも大切ですが、実のところあまりこだわる必要はありません。

さて雛人形をだすか!と押し入れの奥、
たんすの奥から大きな箱を出したらホコリやゴミも一緒に出てきます(笑)
窓を開けて掃除をしたくもなります。

吉日や雨水にこだわらず、節分の後、立春を迎えた後から
ひな祭りの1週間前頃までの天気の良い日に飾るようにするのがいいですね。

雛人形は子供の成長を祈って飾るのが一番!
吉日だからといって無理やり気分が乗らないのに飾るのはよくありません。

あわてて飾る一日飾りも良くありませんね

しかし、早々に正月飾りを外した頃から飾るところもあります。

雛人形を飾り、眺めながら子供の成長を思う時間が長い素敵な風習ですね^^

また、雛人形は母が飾るものとも言われていますが、
子供の成長を思う気持ちはパパも一緒ですよね。

おばあちゃんだって、おじいちゃんだって一緒。

大切なのは子供に寄せる「気持ち」です。誰が飾ってもいいのです。

お子さんの健やかな成長を願いながら、ひとつもうひとつと飾り、
愛情を積み乗せて飾って下さいね。

雛人形の正しい飾り方とは

一段目には、お殿様とお雛様がいますね。

近年及び関東ではお殿様を向かって左に、お雛様を向かって右に置きます。

中国から伝来した文化を継承していた日本人。
かつては関東も雛人形のお殿様は向かって右に、
お雛様は向かって左にありました。

地域差は無かったようす。

しかし、時代が流れ、文明開化の波があり、昭和天皇即位式で美智子皇后は向かって右、
昭和天王の左側に立たれました。

西洋に倣った立ち位置に立たれたんですね。

そのお写真が各新聞に掲載されるや否や、
雛人形もこの位置にすべきだ!
という意見が特に東京で出て、
関東では今の並び方になったと言われています。

さて、豪華に7段飾りのお雛様、2段目以降はというと、
2段目に三人官女、3段目に五人囃子、
4段目に右大臣、左大臣、5段目に仕丁、6段目に嫁入り道具、
7段目に御車を飾りますよ。

お人形屋さんや、地域によって多少の違いはあるかと思いますが、
見栄えの良さやお人形の地位の違いで
置いておいた方がいい場所がありますのでご紹介したいと思います。

2段目の三人官女は座っている子を真ん中に。
左右の二人は顔の向きが内側を向くように。外側の足が前に出るように置きます。

五人囃子は立っている子と座っている子がいますね。

立っている子を中央に、すわっている子をその横に、山型になるように並べます。

堤と太鼓の子は並べずに間に違う子を置きましょう。
楽器を持たない謡ての子は端っこがいいですね。

さて4段目の右大臣、左大臣。
イケメンの右大臣は向かって左に、
おじちゃんの左大臣は向かって右におきます。

背中の矢はどちらも向かって右側にあるように差しますよ。

5段目の仕丁の三人
三人官女の男版?と思いきや、なんだか愛嬌ばかりの三人組。

着物もぐっと庶民に近い感じです。

左右に置く子はそれぞれの着物の色が外側にくるように。
真ん中の子は着物が左右対称になっている子を置きます。

左右の植物は右近の橘と左近の桜。緑の橘を向かって左に。
ピンクの桜を向かって右側に飾ります。

6段目の嫁入り道具は真ん中に低い物を。両端に背の高いものを置いて下さい。
細やかな道具を見ていると心がほっこりしますね。

さて、7段目
嫁入り道具の準備も整い、あとは輿入れです。
上から順番にここまで飾ると既に心は娘を嫁にやる気分です。

華やかな模様を前面に、駕籠を左、真ん中に重箱、牛車を左に置いて下さいね。

まとめ

古来の伝統と大切にする京都を代表する各都市では
古来の並び方でお殿様とお雛様を並べています。

正しい並べ方というのはその土地、はたまた家族によって異なるものです。

購入した人形店の違いもありますね。

ひな祭りの目的は「子供の健やかな成長を願う」です。

代々受け継がれた雛人形ならその伝統で、
お子様の為に初めてあつらえた雛人形ならそこから始まる伝統で、
それぞれのご家庭で楽しく飾れば大丈夫!

元々は子供に見立てた紙人形を川に流し、
厄を流した事が始まりと言われています。

元を辿ると、形は質素で「気持ち」が大きかったお祝い事。

雛人形は飾り方よりも気持ちが大切って考えると
飾り方へのプレッシャーが減って気持ちも楽になりますね。

そうして毎年出してあげた方がお人形も喜びますので、
出す事に気負わず、ちゃんと毎年出してあげて下さいね。

毎年家族で撮るひな祭りの記念写真を見ると
毎年飾る位置が異なっていたりするのも
後々家族の話題になって楽しいですよ。