季節の行事

七草粥に合うおかずとアレンジ法でまずいと言わせない!

七草粥は「人日(じんじつ)の節句の日」
つまり1月7日に食べるものとされています。

3月3日や5月5日の5節句の一つなんですよ。
1月7日の朝昼晩の3食のうち、朝に食べるとされています。

つまり、七草は前日の夜までには用意しておかなければなりませんね。
そして献立も決めておかないと。

しかし、七草粥って結局は「草」食べているという感じが抜けきれません。

セリ、ナズナ、ゴギョウにハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロを七草と呼びますね。

これはあくまでも友人の話ですが、
友人はおばあちゃんから「七草粥食べるから草取ってきて」とい言われて
その辺から「草」を取ってきたなんて言っていました。

毎度、葉物は庭から取って調理していたそのご家庭。
七草粥だからと特別にスーパーで買ってこなくても近くに生えていたんですね。

たしかに七草というくらいだから七草粥の素材は「草」なんですが、美味しくなさそう・・^^;

付け合わせのおかずやアレンジで草から脱皮しちゃいましょう!

七草粥に合うおかずやアレンジ方法をご紹介致します。

七草粥 に合うおかずのおすすめ

七草粥はお腹を休める為に作るものなので、
おかずもあまり重たく無いものがいいですね。

おすすめは「鶏肉団子の油揚げ」です。

鶏肉、生姜(おろし)、玉ねぎ(みじん切り)、
鶏がらの素、卵、塩、コショウ の材料で団子を作り、ゴマ油で揚げて作ります。

七草粥に足りないタンパク質、脂質が補え、
たんぱくな味を鶏がら味と生姜のパンチで補えますよ。

七草粥だけでも面倒くさいのに、おかずを作るのは大変!
という方に、ツナ缶を使ったおかずをご紹介します。

ツナ缶1 卵3 砂糖・チーズ(お好み)、少量の醤油を混ぜて作ります。

「卵焼き」ですね。材料をすべて混ぜ合わせて焼くだけ。
簡単ですね。

しかし、七草粥に無い、砂糖やチーズが入る事で絶品のおかずとなります。

伝統的な昆布などの煮たものや、煮豆、煮魚などをおかずにするのもいいですよね。

七草粥を食べる意味は「整腸」なので、
つけあわせのおかずもしっかり味が染みているけど、胃に優しい物がいいですね。

七草粥をまずいと言わせないアレンジ法

七草粥そのものが「まずい!」と思ってしまっている家族に
七草粥を食べてもらえるアレンジ方法をご紹介します。

おすすめは「中華風」です。

七草の他、大豆やカボチャなど、ちょっと固めのお野菜を一緒に入れて下さいね。

味付けはこちらの方にします。大豆はそのままでいいですが、
お野菜はサイコロの大きさに切り分けます。

ごま油を引いたフライパンにそれらを投入。
かるく素揚げするイメージですね。

大豆はそのままでいいですが、お野菜はサイコロの大きさに切り分けます。

火が通ったくらいでザルなどに上げ、油切りをします。

その後、醤油にくぐらせます。

醤油も油同様、漬かりすぎないようにくぐらせる程度で。

粥を作る際のお水に「鶏がらスープの素」など
中華風になる素を少し入れてお粥を作って下さいね。

そこに、素揚げをして醤油にくぐらせた野菜たちを混ぜてあげるのです。

素揚げした程度の油と、ほんのり醤油味が加わり、優しい中華粥になります。

お好みで少々塩を入れてもいいですね。

ラー油を1滴、2滴垂らすのもおすすめです。

しかし、七草粥を食べる意味は繰り返しますが「胃腸を休ませる為」なので
塩味や油の美味しさがひきたってしまうお料理ではあまり意味を成しません。

あくまでも基本の七草粥の「アレンジ」として加えて下さいね。

まとめ

七草の「せり」は胃や肝機能に働きかける作用が、
「なずな」には解熱作用や利尿作用が、「ごぎょう」は内臓の回復が期待され、
「はこべら」は腹痛の回復、「ほとけのざ」には整腸作用があると言われています。

「すずな」には腹痛を予防する作用が、「すずしろ」には解毒作用が期待できるそうです。

年末から年始にかけて弱った胃を正月最終日に労り、
正月明けから元気に過ごせるようにと先人が考え出した有益な習慣、
「七草粥」

「草」と言えどもただの「草」では無いんです。

是非、正月終わりには「七草粥を食べる」ことを習慣にして下さいね。