毎年11月の酉の日
(2016年は11日と23日)
に行われ、
大盛況の浅草酉の市。
多くの人は縁起物の熊手を求めてやってきます。
歴史ある酉の市ですが、
熊手について買い方・飾り方などを
よく知っている人は意外と少ないですね。
この記事では熊手について
書いていきたいと思います。
浅草酉の市の熊手の価格と買い方は?
浅草酉の市で売っている熊手。
買い方にちょっとしたお作法というか、
こうした方がいいよ!というのがあります。
まず価格ですが、1000円くらいから数十万円まであります。
初めての人は安いもの・小さいものを買いましょう。
なぜなら、熊手は一年ごとに
少しずつ大きいものを買っていくのが
縁起がいいとされているからです。
だんだん商売が大きくなっていって
福をより多くかき込む、
というわけですね。
最初から縁起物だから、と大きいものを買ってしまうと
大変なことになります。
そして買う時ですが、
お店の人と値切り交渉をして負けさせ、
負けてもらって分をご祝儀として店の人に渡す、
というのが粋な買い方、とされています。
でもそういう買い方はハードルが高い
と思う人もいることでしょう。
値切ったりするのは必須ではありません。
ちなみに酉の市は酉の日の0時から翌日の0時までの24時間です。
熊手はどこに飾るのがいいの?
縁起物だからと勢いで初めて熊手を買ってしまったけど
一体どこにどうやって飾ったらいいの?
適当に置いておいたらバチが当たりそうだし…。
という状態になる人もいると思います。
どこに飾るのがいいんでしょうか。。
一番いいのは玄関に飾ることです。
玄関の高い位置に飾りましょう。
外から福をかき込んでくれるので縁起がいい、
というわけです。
向きは入り口に向けましょう。
玄関に飾れない、という人は家の中でもいいです。
この時に注意しなくてはならないのが方角。
東・西・南に向けて飾るのがいいと言われています。
向けてはいけないのは北。
北向きは縁起が悪いとされています。
その年の恵方(縁起のいい方角)に向けて飾るのも良いです。
恵方はこちらのサイトで調べられます。
http://www.benricho.org/koyomi/map_ehoo/
熊手はいつから飾る?いつまで飾る?
酉の市で買ってきた熊手。
一体いつ飾っていつまで飾るんでしょうか。
お正月飾りみたいに期間が決まっているんでしょうか。
ずっと置いといていいんでしょうか。
買ってきた熊手はすぐに飾っていいです。
特にいつからというのは決まっていません。
そしていつまで飾るのでしょうか。
基本的には1年です。
ずっと置いといてはいけないわけではないのですが、
毎年買い替えて少しずつ大きくしていくのが
いいとされていますので
必然的に1年になりますね。
そして、古い熊手はどうすればいいのかというと、
酉の市の時に持っていけば
納めるところがありますので、
そこへ1年の感謝を込めて納めます。
まとめ
熊手についてわかって頂けたでしょうか。
縁起物なので粗末に扱わないようにしましょうね。
読んで下さった方に福が来ることをお祈りして
今回の記事を終わりたいと思います。