出雲大社を訪れる際に「カップルや夫婦は別れさせられる」という噂を聞いたことがありますか?
今回はこの都市伝説の真相に迫ります。
出雲大社に夫婦で行くとどうなるの?
1. 出雲大社とは?
出雲大社は島根県にある日本の古社で、日本神話における国譲り神話や、大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)の伝説で知られています。
毎年10月には神々が全国から集まるとされる「神在月(かみありづき)」が行われるなど、非常に格式のある神社です。
2. 別れの噂の起源
「カップルや夫婦が出雲大社を訪れると縁が切れる」という噂の起源は定かではありませんが、一説には、出雲大社が「縁結びの神様」を祀っているため、未婚者は良縁に恵まれるが、既婚者やカップルは逆に縁が切れるという言い伝えが生まれたと言われています。
3. 真相はどうなの?
実際には、出雲大社は縁結びだけでなく、さまざまな願い事を叶えてくれると信じられています。
夫婦間の絆を深めたり、家族の健康を祈願したりする人々も多く訪れます。
従って、出雲大社が夫婦やカップルを別れさせる場所では決してありません。
出雲大社の参拝に特別なマナーはある?
出雲大社は日本の主要な神社のひとつで、多くの人々が訪れる場所です。基本的な神社の参拝マナーはもちろん守るべきですが、出雲大社にはいくつか独自の参拝の仕方やマナーがあります。
二拝四拍手一拝
一般的な神社の参拝マナーは「二拝二拍手一拝」ですが、出雲大社の場合は「二拝四拍手一拝」となります。
具体的には、2回深くお辞儀をして、4回手をたたき(拍手)、最後にもう一度深くお辞儀をします。
途中の石段
出雲大社には途中に石段がありますが、中央の部分は神様が通るとされるため、左右の側を歩くことがマナーとされています。
撮影の注意
境内での写真撮影は基本的に自由ですが、本殿や拝殿の内部の撮影は禁止されています。また、他の参拝者の迷惑にならないよう、撮影の際は十分な配慮が必要です。
お賽銭の額
一般的には5円玉(「ご縁」という語呂合せから)がおすすめされることが多いです。ただ、出雲大社でも特別な額を求められるわけではありません。心からの感謝や願いを込めて、好きな額を奉納することが大切です。
手水の作法
出雲大社も他の神社と同じく、参拝前に手水舎で手と口を清める作法があります。
左手を先に清め、次に右手、その後左手で口を清めるのが一般的な手順です。
賽銭箱へのアプローチ
賽銭箱の前に立った際、他の参拝者との間隔を適切にとることが重要です。
特に混雑する時期には、一歩後ろを退いてから手をたたくと、次の人がスムーズに参拝できます。
出雲大社の参拝マナーは他の神社と大きく異なるわけではありませんが、「二拝四拍手一拝」など独自の要素があるため、訪れる前に予習しておくと、より心落ち着いて参拝することができるでしょう。
出雲大社を参拝するときの服装は?
出雲大社を訪れる際の服装に関して特別な規定はありませんが、神社を訪れる際のマナーや注意点を考慮して以下のポイントをおさえて服装を選ぶと良いでしょう。
控えめな服装を心掛ける
派手なデザインや露出の多い服装は避けるのが無難です。神社は神聖な場所なので、控えめな服装で訪れるのが基本的なマナーとなります。
快適な靴を選ぶ
神社の敷地は広い場合が多いので、歩きやすい靴を選びましょう。特に出雲大社の敷地も広く、さまざまな場所を散策することができるので、スニーカーやフラットシューズなどの歩きやすい靴がおすすめです。
帽子やサングラス
日差しが強い日や、雨の予報がある日は帽子やサングラス、傘などを持参すると良いでしょう。
ただし、神社の境内や本殿での参拝時には、帽子やサングラスを外すことがマナーとなります。
四季を意識する
日本の四季に合わせて服装を選ぶことも大切です。
夏は暑くなるので涼しい服装、冬は冷え込むので暖かい服装を心掛けましょう。
スカートやドレスの長さ
スカートやドレスを選ぶ場合、膝が隠れる程度の長さが好ましいとされています。
もし短めのスカートやドレスを着る場合は、レギンスやストッキングを合わせるのが良いでしょう。
カジュアルすぎる服装は避ける
タンクトップや短パン、ビーチサンダルなどのカジュアルすぎる服装は、神社を訪れる際には避けたほうが無難です。
最終的には、出雲大社を含めた神社や寺院は神聖な場所としてのマナーを守りながら、心の中での感謝や願いを伝える場所です。
そのため、服装に関しても自分自身が心地よく、かつ他の参拝者や神聖な場所に敬意を払えるような選択をすることが大切です。
まとめ
出雲大社には、夫婦やカップルを別れさせるような力はありません。
むしろ、多くの人々が家族の絆や愛を祈願して訪れる神聖な場所です。
訪れる際は、心からの願いを持って、神様に感謝の気持ちを伝えることで、さらに良い結果がもたらされることでしょう。