赤ちゃんができると、出産前から出産後まで
神社へのお参りに行く機会が増えます。
一般的にはまず出産前に「戌の日」(いぬのひ)と呼ばれる
妊娠五か月目にあたる日周辺で安産祈願をします。
その後無事に生まれたら、
赤ちゃんが生まれて31日目に
両家両親揃っての「お宮参り」に神社へ行きます。
また、無事に生まれたことを感謝してお参りするという
「お礼参り」があります。
皆さんがよく悩まれるのがこの「お宮参り」と「お礼参り」。
似ているけど・・
これはどう違うのでしょう?
行く時期も違うの?
お宮参りと一緒にお礼参りを済ませてはいけないのでしょうか?
今回はこのお宮参りとお礼参りについて、
その違いや時期、やり方などを詳しくご紹介していきます。
まずは、お宮参りとお礼参りについて、
明確な違いについて見ていきましょう!
お宮参りとお礼参りの違いとは?
「お宮参り」とは、赤ちゃんが生まれて生後31日目にあたる日に赤ちゃんの両親と、
その両親(赤ちゃんにとってはおじいちゃんおばあちゃん)
が揃って神社に参拝に行きます。
この時は「赤ちゃんの健やかな成長と幸せを願う」
ことが大きな目的になっています。
一方、「お礼参り」とは、明確な参拝時期は決まっておらず、
ざっくり「生まれて1年以内に参拝」が一般的とされています。
そして、安産祈願をした神社に、
「無事に生まれたことを報告、感謝のお礼を伝えに行く」
という目的があります。
行く人も、両親だけの場合が多いです。
ここまで見ると、お宮参りとお礼参り、目的の違いが明確ですよね。
お宮参りの際は、赤ちゃんに着物や、
暑い時期であればベビードレス等、
正装をして参拝するのが一般的ですが、
お礼参りの際の服装は自由です。
このような明確な違いが二つの参拝にあります。
ここで気になるのが、「お礼参りの時期」ですよね。
明確に決まってないとすると、
どのタイミングで行けばいいのか迷いますよね。
次で見ていきましょう!
お宮参りとお礼参りの順番は?一緒にしてもいい?
子供の幸せを願う前に、まずお礼参りが先なのでは・・
と考えられる方、多くいらっしゃると思います。
ですが!産後のお母さんのダメージは相当です。
よく「産後3か月間は安静にしておく」などと言われるように、
出産での直接的なダメージ、
授乳で睡眠時間が取れないダメージ等々、
本当にボロボロです。
それなのに、産んですぐ参拝、となると大変ですよね。
簡単に行ける所ならまだしも、遠かったり、
歩かなければならなかったりするとかなりの負担がかかります。
なので、赤ちゃん生後31日目の「お宮参り」の後でも大丈夫なのです。
お宮参りのあと日を改めて、
両親と赤ちゃんだけでゆっくりお礼参り・・するのもいいですよね!
ですが、神社が遠くて「生まれて一年以内」にまたお参りに来れるかわからないという方は、
お宮参りと一緒にされても大丈夫なのです!
お宮参りと一度に行なっておけば、
「お礼参りに行けていない」という事もなくなりますし、
お礼参りが遅れることもありませんよね。
お宮参りの時期は、
そう考えるとお礼参りは1年以内であればどのタイミングでも大丈夫なのです。
大事なのは「感謝の気持ち」であって、
「参拝しに行くこと」を気負うことは間違いです。
それではせっかくの参拝が義務的な考え方になってしまいますよね。
それでは少し寂しい気がします。
おわりに
私の場合は、なんだかばらばらな感じでした。
実家が県外だった私は戌の日の安産祈願を住んでいたところの神社で行いました。
そして、出産、里帰りしたため実家近くの神社でお宮参りをし、
また主人の実家近くの別の神社で別の日に2度目のお宮参り。
里帰りから帰ってきて、
百日祝い(ももかいわい)の生後100日目に安産祈願に行った神社へお礼参りに行きました。
とりあえず、祈願とお礼には行けている感じなのですが・・。
皆さんも、「感謝の気持ち」だけ忘れずにいたらいいと思います。
神社への参拝も気持ち一つでとても素敵な一日になると思いますよ!