「ヘルパンギーナ」という病気をご存知ですか?
ヘルパンギーナとは毎年大流行する
「手足口病」「プール熱」などの一種で、
ウイルス性の病気です。
症状としては40度ちかい高い熱がいきなり出て、
口の中、喉などに湿疹が沢山できてしまい、
食事はおろか飲み物を飲むことさえ痛みで辛くなってしまう、
子供にとってとてもつらい病気です。
感染性の病気で問題になってくるのが、出席停止の扱い。
ヘルパンギーナは感染すると保育園や幼稚園、
学校では出席停止扱いになってしまうのでしょうか?
出席停止になった場合、期間はいつまで?兄弟も居るのだけど、
兄弟はかかっていなくても出席停止になるのか?
子を持つ親としては子供の心配もさることながら
仕事だってお休みしなくてはいけません。
出席停止はとても心配なことですよね。
今回はヘルパンギーナに関する出席停止の扱いについて
詳しくご紹介したいと思います!
ヘルパンギーナにかかったら、出席停止?
インフルエンザやRSウイルスなど、
出席停止になる病気はとても沢山あります。
ヘルパンギーナもその一つなのだろうと思われがちですが、
実はヘルパンギーナは
出席停止に絶対しないといけない、
という決まりはありません。
学校保健法でもヘルパンギーナは
出席停止の定義になっていません。
ですから、感染したとしても、親や本人の意思で
「出席することは可能」なのです。
ですが・・高熱で口腔内はぶつぶつだらけ、
食事も満足にできない状態で、
他の子に感染することを度外視しても
本人が辛すぎて行けませんよね?
とりあえず、出席停止にはなりませんが、
「症状が落ち着いて元気に生活できる」
ようになるまでは行かないほうがいいのです。
ヘルパンギーナは感染性の病気と先程ご紹介した通り、
感染している子供の唾液、便、鼻水等々、
いたるところに菌が存在します。
症状が落ち着かない状態で無理して登園させたら
あっという間に他の子供たちへ感染してしまいますよね。
親の間でも、「あの状態で連れてくるから」
と肩身が狭い思いをすることになるでしょう。
出席停止が法律で決まっている訳ではないのですが、
保育所や幼稚園では感染拡大を防ぐために、
「感染性の病気は症状が治まって二日後ぐらいから登園可」等、
独自で決めているところもありますので、
まずは通っている園や学校に連絡して指示をもらうと間違いないでしょう。
それでは、兄弟がいる子は兄弟も登園、登校を控えたほうがいいのでしょうか?
次で見ていきましょう!
ヘルパンギーナにかかったらその兄弟は登園、登校ができる?
先程お伝えした通り、感染している本人に出席停止の決まりがなりのですから、
兄弟は関係ないといってもいいでしょう。
たとえ兄弟の中で一人かかったとしても、
全く症状の出ていない兄弟は行かせていいのです。
逆に感染している子とずっと一緒にいるほうが、
子供同士の接触で感染のリスクが高くなります。
症状が全くない子は登園、登校させて、
おうちに帰ってからでもお風呂のタイミングや使用するタオル、
食べる食器等を別々にして兄弟間の感染を避けましょう。
保育園、幼稚園等では施設ごとでの決まりがあると思います。
こちらも兄弟が感染してお休みしていることは伝えて、
保育士の指示を仰ぎましょう。
場合によっては感染していない旨の証明書を取ってきてほしい
と言われるところがありますので、
お医者さんにも相談してみると良いでしょう。
ヘルパンギーナの経験はありませんが、
同じような症状が皮膚表面に出るの「手足口病」を2度程経験しています。
同じ「出席停止にならない」扱いなので、
完治することなくぶつぶついっぱいのまま登園してきた
お友達からばっちり感染してしまい、症状がひどかったので
1週間ほど登園できなかった記憶があります。
子供の事ももちろん心配ですが、
親のマナーとして症状が治まるまでは、
わが子は自宅でしっかり治癒されることをおすすめします。