10月前半は秋晴れで汗ばむ日もあるくらいなのに、
体育の日以降、急に寒い日があったり体調を崩しやすくなりますよね。
そうして少し抵抗力が弱まっている中、
いよいよ冬の足音が聞こえてくる11月頃、
世間で流行りだすのが「ノロウィルス感染症」です。
冬には「インフルエンザ」「ロタウイルス感染症」「マイコプラズマ肺炎」もありますので、
それぞれの症状を把握し、対応する事が必要です。
ノロウイルスの赤ちゃんの場合の潜伏期間 とは
ノロウィルスは赤ちゃんも大人も潜伏期間は12時間~27時間と言われています。
赤ちゃんの場合、いくら気を付けていても
あっちにベタベタ、こっちにペタペタ・・と方々を触り、
その手をそのまま口にもっていってしまう事も多いですよね。
赤ちゃんは知らず知らずに罹患してしまう確率がとても高いのです。
ノロウィルスには予防接種などがありません。
感染予防方法は、うがい・手洗いする事です。
大人から赤ちゃんにうつしてしまう可能性も十分にあります。
大人は感染予防の為にうがい、手洗いを徹底しましょうね。
しかし赤ちゃんは・・・難しいですよね><
外出して、お家についたらお手てを素直に差し出す赤ちゃんがいたら奇跡です!
一番の対策は不用意な外出を避ける事ですね。
どうしても外せない大事な用がある場合、
その3日前から当日までは外出を避けるようにするといいですね。
また、抵抗力の弱い乳幼児や高齢者は重症化しやすいんです。
感染しないようにする事はとても大事なことです。
ノロウイルスに赤ちゃんが感染したときの症状は
ノロウィルスに感染すると「嘔吐」から始まる事が多いです。
まだ母乳やミルクを飲ませている赤ちゃんの場合「嘔吐」はお手の物。
なんだかんだと嘔吐しているので最初は気づかないかもしれません。
しかし、この嘔吐は「繰り返し」されます。
最初の1~2回は気づかなくても大丈夫。
子供も最初はケロっとしている事が多いです。
しかし、回を重ねるごとに自分に何がおこったのか訳が分からず、
何回目かで大泣きして大変な事になります。
洋服や口の周り、手、床に吐物をまき散らしながら暴れる事があります。
見るに堪えない可哀そうな姿に思わず抱きしめたくなりますが
この吐物には「ウィルス」が含まれています。
お気持ちは察しますが、ケアする側が感染すると
体調が悪い中、子供のお世話をする事になるので、それはそれは大変な事になります。
ご自身は看護師になったつもりで
なるべく素手で触らないよう、ケアにあたる場合は
手袋、マスクを装着し、エプロンなどで衣服を汚さないよう努めて下さい。
吐物がついた衣服は勿体なくても捨ててしまう方がいいです。
(洗っても匂いはけっこう残ります)
嘔吐が続きますので、吐物が楽に捨てられるように部屋を暖めて、
赤ちゃんは着脱が簡単な服装に。
タオルを敷いて吐物ごと捨てるようにするのもいいでしょう。
嘔吐が落ち着くと眠りにつく子もいます。
ノロウィルス感染症の特効薬はなく、その後の下痢、発熱を経て収束に向かいます。
嘔吐が落ち着き眠っている場合は無理に起こさず、
静かに寝かせてあげて下さい。
眠りではなく、ぐったりしている、意識障害をおこしている、
けいれんしている場合はお医者様へ。
また、なかなか嘔吐が収まらない場合にも速やかに医療機関を受診しましょう。
目安は6時間です。
さらに、嘔吐の後、下痢が始まると「脱水症状」になりやすくなりますから
赤ちゃん用の経口補水液で水分補給をしてあげて下さいね。
脱水状態だと思った方がいいです。
まとめ
ノロウィルス感染症は突然の嘔吐が特徴です。
私は抱っこ紐の中で吐かれた事がありました。
私=吐しゃ物=赤ちゃん の サンドイッチです。しかも外。エレベーターの中。
赤ちゃんの体調はいつ、どのように変化するか分かりません。
もし、ちょっとでも「いつもと様子が違うな」と感じたら
不要不急の外出を控えるようにする事が大事ですね。