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神社で絵馬を写真撮影したら呪われる?他人の願いを見ていいの?

神社に奉納されている絵馬に何が書いてあるのか?
ついつい気になって見てしまいますよね。

絵馬はもともと、神聖な生き物であった「馬」を神様に奉納していた事に由来しています。
お願い事をしたい時や願いを叶えてくれた時のお礼として馬を奉納していたんですね。

しかし、毎度毎度、生きた馬を奉納するのはとても大変です。
金銭的にも負担が多く、いつしか人々は馬の絵で代用するようになりました。
それが現在の「絵馬」になったんです。

絵馬を奉納する時には願いを明確に書くと良いとされています。

神様にその願いをちゃんと見てもらうという意味もありますが
自身の「願い」というのは念じたからといって叶えられるものではなく、
本人の自助努力も必要であり、
また、願いというものは公言され、明確にされると叶うものとされています。

絵馬に願いを書いて奉納するという行為は、
本人が願う願いを明確にし、文字に起こし、決意表明する事を後押ししているんです。
その行動が「願い」を実らせる第一歩なんですね。

さてそんな個人の強い思いが書かれた「絵馬」ですが、
私たちは他人が書いたものを見たり撮影するのはOKなのでしょうか?

実はそんな事をしたら神様から怒られてしまったりするんでしょうか。
絵馬を写真撮影する事や読んでみる事って大丈夫?
どんなルールがあるのか一緒にみてみましょう!

神社の絵馬は撮影OK?

最近はフォトジェニックな絵馬がたくさんありますよね。
ハートの形やくくり猿、きつね型など。

しかし、それらを写真に残す、つまり撮影する行為は許されるものなのでしょうか。

結論から申し上げますと、答えはOKです。

撮影するという行為そのものを神社は禁止していません。

しかし、「撮影禁止」と書かれている場合や、
奉納されている絵馬そのものが貴重品である場合、
屋内に奉納されているものは撮影してはいけませんよ。

また、最近は絵馬に書かれた願いを揶揄したり、
中傷するような文言と共にSNSに上げられてしまっている事があります。

絵馬の撮影がたとえOKであっても、個人情報を保持するような事はしない方がいいですね。

たとえSNSにあげる事を目的としなくても
個人の住所や名前を撮ってしまう事はあまり気分の良いものではありませんね。

誰しもが書くような「合格祈願」や「家内安全」などの文字がくっきり写っている程度なら大丈夫ですよ。
絵馬に書かれた個人の思いに寄り添うような画が撮れるといいですね。

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絵馬に書いてある他人の願いは見ていいの?

絵馬は外に奉納されていますよね。
願いは公言すると良いとされているので、
願いが書かれた絵馬は外に奉納されているんです。

公言された願いですから、他人の誰かが見ても構いません。

しかし、たくさんの絵馬があって、
わざわざ奥に奉納されている絵馬を
わっさわっさと掘り起こして覗き見るという行為は褒められた行為と言えませんので、
外側にあるものを、なんとなく見るくらいに留めておく方が良いかもしれませんね。

また、いくら公言された願いだからと言って、
その願いを言いふらすような行為は慎まなければなりません。
書かれた願いを一緒になって叶うように祈る思いで触れて下さいね。

まとめ

奉納されている絵馬を撮影したり、
覗いたりする時には神様に願った個人の願いに同調する思いで携わるといいですね。

神聖なものだから何かしたらバチがあたるなんて考える必要はありません。
神様はバチばっかり与えているわけではありません。許す事もしています。

誤って奉納されている絵馬に過ちを施してしまった時はその神社でお詫びのお参りをしましょう。

神様もきっと許してくれるはずです。

色々ある、フォトジェニックな絵馬を訪ねる旅なんていうのも面白そうですね。