お世話になっている人への
夏と冬のご挨拶として贈るお中元とお歳暮。
喜ぶ人もいますが、
やり取りが煩わしいので止めたい、
という人も多いようです。
この記事では、
・お中元・お歳暮を受け取るのをやめるには
・お中元・お歳暮を贈るのをやめるには
それぞれどうしたらいいのか
見ていきます。
お中元の断り方はどうすればいいの?
人からものを貰うというのは
本来うれしいものですが、
人間というのは不思議な物で、
いわれのない贈り物をされると
不快に感じたりします。
お中元・お歳暮もそうで、
疎遠になっていて、普段の付き合いがない場合など、
貰うのが心苦しい、またはイヤだといった人は実は多いんです。
受け取りたくないお中元・お歳暮を相手をできるだけ傷つけず
上手にお断りするのはどうしたらいいんでしょうか。
一番良いのは手紙を送ってお断りすることです。
その例文は、
拝啓
暑い日が続いておりますが、お変わりなくお過ごしでしょうか。
この度はお中元の品をお贈りいただき、
誠にありがとうございました。
ご無沙汰しておりますのに過分なお心遣いを頂き、
恐縮でございます。
今後はお気持ちのみ、有難く頂戴したいと存じますので、
どうか、このようなお心遣いをなさいませんように。
酷暑の折、くれぐれもご自愛下さいますようお祈り申し上げます。
敬具
と最低限ですが、こういう感じです。
お歳暮の時は時候の挨拶をちょっと変えればいいですね。
ポイントは
・贈って頂いたことへの感謝を伝える
・その上でやんわりと今後はお断りするの旨を書く
・相手のことを思いやる言葉も忘れずに
ということです。
最初から強い語調で書いたりしてはいけません。
常識を守って書きましょう。
これで大抵の人は贈るのを止めてくれるでしょう。
しかし、世の中には鈍い人、贈り物をすることが好きな人など
なかなか贈るのを止めてくれない人もいます。
その時は再び手紙を送ってみましょう。
もし、それでも止めてくれない場合は
貰ったものを送り返す、
または
受け取り拒否をする、
といった手段があります。
宅配便は受け取り拒否もできます。
縁を切る覚悟の強硬手段ですが…。
お中元・お歳暮を贈るのをやめるには?手紙は必要か
お中元・お歳暮を贈っていると、
止めづらくなってついつい毎回…
という人も多いと思います。
でも、年月とともに相手との関係性も変わってきます。
以前の上司とすっかり疎遠になったり、
仲人をして頂いてから3年以上経った、
など。
贈り物のみのやり取りをずっとするというのは
虚礼になり、
それはそれで失礼なものです。
ですので思い切って
お中元・お歳暮を贈る人を見直す人もいます。
こちらから贈るのを止めるにはどうしたらよいのでしょうか。
最もいいのは贈ることを思い切って止めてしまう
ということです。
向こうから贈ってくるのを辞退するときは
お断りする旨の手紙を贈る必要がありますが、
こちらから贈るのを止める場合は
わざわざ手紙などで宣言するのはおかしなものですよね。
意外と相手も納得してくれると思います。
自分だったらどうか、と考えると、
ちょっと寂しい気はするけどあまり付き合いがないから
しょうがないな、と思うと思います。
でも、いきなり何も贈らないというのは
気分的に抵抗がある場合もあると思います。
そういう時はお中元・お歳暮は基本的にセットですが、
お歳暮だけを贈るようにする、またはお年賀だけを贈るようにし、
その後、品物を贈るのをやめ、
暑中見舞いや寒中見舞いや年賀状だけにし、
そしてフェードアウトしていくようにするといいでしょう。
親しい間柄の人と贈り合うのをやめるには
逆に、兄弟・親戚や親しい人との間で贈り合うのを止めたい、
という場合もあるでしょう。
その時は思い切って、
お互いもう止めにしませんか?
と話し合ってしまったほうがいいですね。
いきなり止めると関係性が悪くなってしまいます。
ですので、
近しい仲なのだから形式的なことは止めましょう、
という方向で話を持っていくといいでしょう。
まとめ
いかがでしょうか。
まとめとしては
・辞退する場合はお礼を兼ねた手紙でやんわりと
・贈るのを止める場合は予告せずにすっぱりと。無理なら徐々に止めていく
・兄弟、親戚の場合は直接話し合って
年月を経るによって関係というのは変わってくるもので、
お中元・お歳暮も見直しが必要でしょう。
その時は今までの感謝も忘れないようにしたいですね。