お中元・お歳暮の時期、何を贈ろうか迷いますよね。
特に初めて贈る相手だったらなおさらです。
相手との関係性とか、相手の好みとか
考え出すと頭が痛いですね。
できるだけ楽に済ましたいと思うと
現金とか商品券というのが頭に浮かぶと思いますが
そういったものをお中元・お歳暮として渡すのはアリなんでしょうか。
そこのところを細かくご紹介していきたいと思います。
お中元・お歳暮は現金でもいいの?
お中元・お歳暮で現金を贈るというのは
アリなんでしょうか。
結論をズバリいいますと、
お中元・お歳暮に
・現金を贈るのはマナー違反、非常に失礼な行為なのでNGだけど例外あり
・商品券を贈るのはOK
です。
お中元・お歳暮に商品券を贈る場合
お中元・お歳暮に商品券を贈るのはマナー違反という人もいます。
金額が一目でわかってしまうこともあり、
あまりよろしくないということなんですね。
でもそれは古い考えかなと思います。
実は
商品券は、貰ってうれしいお中元・お歳暮の1位なんです。
あなたもそうじゃないですか?
好みでないものを受け取るよりずっといいですよね。
ですので、贈るほうも比較的楽ですし、
できたら商品券にしてしまいたいですね。
特別に礼儀にうるさい人とかでなければ商品券を贈ってもいいでしょう。
商品券は紅白の蝶々結びののし袋にいれましょう。
そして、真ん中にお歳暮またはお中元と書きます。
このような袋です。
字に自信の無い人はこのようなスタンプもいいと思います。
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商品券の渡し方ですが、郵送で送る方法と直接渡す方法がありますね。
郵送で送る場合は普通郵便でも送れますが、紛失などの郵便事故があった場合に補償がありません。
ですので、簡易書留がいいと思います。
簡易書留なら5万円まで補償が付きます。
ちなみに宅配便では商品券などに有価証券は送れません。
これは法律で決まっていて、宅配業者のホームページでも送れないものの中に書いてあります。
手渡しの場合は、相手のご都合を聞いた上で持参しましょう。
商品券の金額は、お中元・お歳暮の相場は3000円~5000円が普通なので同じでいいでしょう。
特にお世話になっている方などは5000円から10000円が相場です。
商品券の選び方ですが、
これは、
三井住友カードVJAギフトカード
JCBギフトカード
全国百貨店共通商品券
ビール券
お米券
などいろいろありますので
贈る相手がどんなものをよく買うかを考えて
選びましょう。
全国百貨店共通商品券などは意外と使えるお店が少ないようです。
三井住友カードVJAギフトカード
JCBギフトカード
は使える場所が多く、
品物も自由ですので迷ったらこれらにするといいですね。
この2つはネットでも買え、
のし袋に入れてくれて、
お中元・お歳暮といった表書きにも対応しています。
金券ショップで買うのも賢い方法かもしれません。
やっぱり商品券はちょっと、という場合はカタログギフトもいいですね。
お中元・お歳暮に現金を贈る場合
最初に
・現金を贈るのはマナー違反、非常に失礼な行為なのでNGだけど例外あり
と書きましたが、基本的にはダメです。
でも、基本的には、というのは
例外があるからです。
それは相手に現金にしてくださいと言われた場合などです。
習い事の先生、特に茶道や生け花などの
和の習い事の先生には多いです。
生徒さんがいっぱいいて、
品物で貰うと溢れかえってしまって処理に困るから、とか、
そのお金を道具を買う資金などに充てるというとかいうのが理由の1つのようです。
一方、カルチャースクールなどの場合は結構ドライで、
ビジネスとして教えているので一切受け取りません、
という人もいるようですが。
お中元・お歳暮を現金で贈るかどうかは
その教室で決まっていることが多いです。
先生からはっきり言われることもありますが、
そうでない場合は他の生徒さんにどうしているか
聞くべきですね。
お中元・お歳暮に現金を渡すときのマナーとは
では、お中元・お歳暮を現金で渡す場合は
どうしたらいいんでしょうか。
まず、いくら渡すかの相場ですが、
月謝の1か月分という場合が多いです。
他には月謝半月分とか、生徒さん全員で連名で渡す、
とかいうところもあります。
次に何に入れるか、ですが、
普通の封筒ではなく、
のし袋に入れましょう。
入れるのは紅白の蝶々結びののし袋です。
のし袋も色々ありますので、間違えないようにしましょう。
そして、のし袋の真ん中の上に
御中元や御歳暮や御礼と書きます。
そして、その下に自分の名前を書きます。
のし袋でなく、月謝袋で、という場合もあるようです。
中身はピン札(新札)を用意しましょう。
もしできなければできるだけきれいなものにしましょう。
ピン札は銀行に行くと交換してもらえます。
実際の渡し方ですが、
これはその教室によっていろいろありますが
直接手から手へということは少ないようです。
のし袋を
扇子に乗せて差し出す
とか
菓子盆に乗せて出す
とか
別に菓子折りを用意し、その上に乗せて出す
とか
あります。
その流派とか教室によって違ってきます。
いつ渡すかも、お稽古の後にとかタイミングがありますので
他の人に合わせましょう。
まとめ
現金や商品券は場合によってはアリだということが
わかって頂けたかと思います。
マナー違反という考えは古いものになりつつあるのかも。
その場合も相手を見て、マナーを守って、
失礼のないようにしたいですね。