さて、あなたがBBQの炭を着火する担当になったらどうしたらいいのでしょう。
簡単に火をつける方法とは?その為に用意したら良いものは?
予め知っておかないと現場での着火時間が短縮されますよ!
炭の着火を簡単にする方法をご案内しますね。
そして、これも重要なのでご一読下さい。
「BBQの後始末」
炭は自然のものだから土を掘って埋めちゃえばいい?
大間違い!炭は土に還りません。
では正しい後始末とは?
具体的にご案内していきたいと思います。
炭の着火を簡単にする方法とは?
まず、炭を着火する為には火種が必要です。
炭が湿気ている場合はよほどの火力をもった火種である必要がありますので、
初心者の場合は購入したての炭を使うようにして下さい。
「火がつきやすい」などと書いてある炭の方がいいですね。
火種は「新聞紙」などの紙で作ります。
新聞紙をくるくると棒状にし、
ねじってねじって固くした新聞紙の薪を何本か用意します。
紙なのですぐに燃えてしまいますが、
固く、固くねじっておくと燃えきるまでに時間がかかります。
新聞紙を燃やして作った「薪」を燃やして火種を作り、炭へ火を移します。
火種をつくる簡単な方法は「着火剤」です。
炭にトローンと着火剤を塗り、着火剤に火をつけます。
着火剤は長い間燃え続ける為、その火が直接炭に渡るという仕組みですね。
新聞紙の薪につけてはだめですよ!
そして裏技は「隣でBBQをしている人達の火種をもらう」
つまり火のついた炭を一個もらってしまうのです。
そしてその上に炭を置いてうちわでそーっとあおぐかそのままにしておくと、
新しい炭にも火が燃え移りますよ。
BBQは山登りの挨拶をする習慣と似ていて「助け合い」の精神がありますので、
どうしても火が着かない時はこんな方法もあると頭の片隅に置いておいてくださいね。
BBQの正しい後始末とは
まず、火の始末には気を付けて下さい。
着火した炭は鎮火までに時間を要します。
水をかけて鎮火しようとするのは危険です。
高温に熱せられた炭に大量に水をかけてしまうと
蒸気で火傷をする場合があります。
また、水をかけても表面の温度が下がっただけで
完全に鎮火していない場合があるので
「水をかける」という鎮火方法は危険なのです。
BBQ会場には「炭捨て場」が設けてある場合が多いので
そちらに捨てるようにして下さい。
(水をかけずにそのままでok)
また、決して土の中に埋めてはいけません。
誰もいないところから火の手が上がり、
それが発端で火事になってしまう事があります。
そこに炭があれば会場の人が目視でチェック出来ますが、
土の中に埋められてしまうと確認のしようもありません。
さらに「炭は土に還りません」
ご自身で持ち帰らなければならない時は
専用の火消し壺の中に入れて持ち帰りましょう。
火消し壺は炭を火消し壺の中に入れて、
酸素を遮断して火を消すという方法です。
帰宅時間の1時間くらい前に入れておくのがいいですね。
壺自体が熱くなってしまう場合がありますので持ち運びにはご注意下さい。
火消し壺の中で鎮火した炭は次回のBBQで再利用できますよ。
また、一度火が着いた炭は火が着きやすいので一石二鳥ですね。
バケツに水を汲んで、炭をトングで挟み、
一つにつき10分程度水につけて消化するという手段もありますが、
根気がいるのと、大量にいっぺんに出来ず、
一人で黙々と行わなければならず、
寂しくなってしまうのでおすすめではありません(笑)
BBQの後始末は「来た時の状態もしくはそれ以上綺麗にして帰る」事を目標として下さい。
丁寧に雑巾がけしてとまではいかなくても、周辺を綺麗にして帰るのが鉄則。
「立つ鳥跡を濁さず」ですね。
まとめ
BBQ初心者の人は是非、BBQ経験者から色々学んで下さい。
「BBQがこんなに楽しいものだとは!」と
相手が思ってくれることがBBQ経験者にとってはとても嬉しい事なので
色々教えてもらえると思いますよ。
そして安全に、楽しくBBQを楽しんで下さいね。