
手軽なアウトドアとして人気の潮干狩り。
初夏の風物詩でもあります。
砂を掘るという単純作業で収穫が出来る為、
小さな子供でも楽しむ事が出来るので、
親子のレジャーとしても人気ですね。
そして子供が楽しめれば・・・
と思って訪れていたにも関わらず大人の方がハマってしまい、
つい子供に目がいかなくなり迷子続出というのも潮干狩りの風物詩(笑)
潮干狩りのピーク時期は会場にほど近いインターチェンジから
車は渋滞してしまう事もあります。
午前中の干潮から満潮までが潮干狩り場のオープン時間の為、
かなり朝から出かける感じでもありますね。
なるべく渋滞を避け、
ベストな時間帯に潮干狩りをする為には
時間が読める電車などの公共交通機関を使うのもいいですね。
しかし車なら収穫した大量のアサリやハマグリも持ち帰りが楽ちんですが
電車だと対策が必要かも。
収穫したものはどうやって持ち帰るのか。
また保存方法はどうしたらいいのでしょう。
生ものの持ち運びですから貝にも周囲にも気を遣いますね。
どんなふうに持ち帰り保存をするのか、
その方法をご紹介したいと思います。
潮干狩りの収穫の持ち帰り、電車の場合、車の場合
潮干狩りで収穫した貝は砂抜きの為の海水に浸して持ち帰ります。
生きたままの貝を持ち帰りますので
貝にとって快適な環境でなければ貝は死んでしまいますので注意が必要です。
貝にとって生きづらい環境とは
「20℃以上」
「長時間海水に浸されている」
「揺れ」
です。
(息が出来なくても死んでしまいますので密閉容器に入れないでください)
環境を保てるようにクーラーボックスを用意しましょう。
保冷剤の準備を忘れないようにご注意下さい。
また、あまり大きいクーラーボックスにしてしまうと
海水を入れたり、それを持ち上げたり運んだりする事が困難になってしまいますので
ペットボトル3本くらいまでの収容力の物がベストでしょう。
それぞれが1kgぐらいを持ち帰るのであれば
2重3重にビニール袋を重ねた袋の中に収穫物と海水を入れて、
夏場の保冷用のランチボックスケース(バック型)に入れて
持ち帰るのもいいかもしれません。
しかし意外にも会場で頂く袋にドッサリ持ち帰る事になる人がほとんどなので
「多めに」持ち帰れるように準備した方が良いですよ。
車で帰る場合、舗装された道路を走る車がガタガタ揺れる事はあまり無いと思いますが、
なるべく固定した状態で運ぶようにして下さい。
電車で帰られる方はキャリーで運びたいところですが、
ガタガタと貝へ振動が行ってしまいますので
なるべく手持ちで運ぶようにして下さいね。
生きた貝を持ち帰るので貝が生きている状態で持ち帰らなければなりませんから、
海水などの磯の臭いがどうしても周囲に漏れてしまいます。
電車で帰る場合で満員電車への乗車の際は
先頭車両など空いている車両に乗るようにするといいですね。
海水浴場と異なり、ご自身の海水汚れもさほど落とせる状況ではないので、
都心部を走る電車に乗るならば、
なるべく空いている車両に乗るようにするといいでしょう。
そして長時間貝が海水に浸されたままにならないように、
自宅に戻ったらもう一度真水で貝を洗い、再度海水に浸し、
食べる一時間前にザルにあげて塩抜きしてから召し上がって下さいね。
潮干狩りの貝の持ち帰り後の上手な保存方法とは?
その日のうちに食べきれない貝は冷蔵庫で保存を。
2-3日は保存できます。
保存期間中は毎日水洗いをして、海水と同じ濃度の塩水に浸して保存します。
中には腐ったり死んでしまう貝もいるので見つけたら取り除きましょう。
また、保存中は貝が生きている事が条件なので、
貝が息が出来るように密閉容器には入れません。
砂抜き、塩抜きをした状態で冷凍保存をすると
もっと長く保存ができます。
冷凍庫の状況にもよるので
1か月くらいの保存期間で食べてしまう方がいいですね。
貝から身を出さずに貝のままジップロックなどに入れて保存して下さい。
調理する際は熱湯にそのまま凍った貝を入れて調理します。
まとめ
貝は生きていて、呼吸をしており、
海の砂や海水を飲み込み、栄養以外のものは吐き出しています。
同じ海水にずっと浸されていると排泄、
栄養素の取り込みがうまくいかなくて死んでしまいます。
また、環境の変化に上手に対応が出来ません。
収穫した貝はできればその日に食べてしまうのがいいですね。
20℃以上で酸素が無い場所にさらされたというのでなければ
ほとんど生きていますので、
食べきれないと思ったら近所におすそ分けするといいかもしれませんね。